「著作権」のお話・・・エレクトーンで作る音は全て「編曲」です!?

ご訪問ありがとうございます。

えっちゃんです😊



やっと秋めいた昨今です。

えっちゃんの手元には

二通の・・・



請求書が!


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



おいおい請求書?

穏やかじゃない話やん?

請求書の主とは・・・??


JASRAC®️

(一般社団法人日本音楽著作権協会)!!

( ゚д゚)



実はこの二通の請求書、

「エレクトーン」に

関係あるモノなのです。

その顛末も交えて

「エレクトーンを弾く人」

に関わる

「著作権」のお話を

したいと思います!

とりわけ

「エレクトーンで『創る』人」の

ご参考になれば幸いです。

(•ᵕᴗᵕ•)



①エレクトーン演奏には「演奏権」と「編曲権(翻案権)」が発生します!



まず「演奏権」ですが・・・。

「JASRAC(NexToneの場合もあり)に登録された著作権保護期間中の楽曲」

(メジャーに発表されているJPOP、ポビュラー曲等はほぼ該当すると考えてOKです)

を公の場で演奏する際には

「著作権使用料」を支払う必要があります。


が!



例えばエレクトーンの発表会、

コンクールなどのイベントは

ヤマハや楽器店といった

「主催者」が

JASRACに一括で支払ってくれています。

「コンサートホールやライヴハウスで

自主ライヴがしたい!」

という場合も、

会場側が包括契約で

支払っている場合がほとんどなので

演奏者が払わなくてもOK。 

(会場料や参加料に含まれていると考えて良いかと)



②「創る」人にはもれなく「編曲許諾」が必要!



「エレクトーンで何かしらの曲を弾く」

という行為・・・。

実は

耳コピで寸分違わずアレンジしたとしても

著作権上は

「編曲」なんです。

元の形態(バンドやオーケストラなど)と違う

「エレクトーン演奏用」に創ったらもう

「編曲」。

つまり「元の曲から改変する」以上

「編曲権」が発生し

「編曲許諾」を取らなければいけません・・・!



しかしこの

「編曲権」に関しては

JASRACは管理していません!

自分で権利者(レコード会社・出版社など)に

連絡して許諾をいただくのです!!

( ゚д゚)



ただ・・・

JASRACってとっても親切で、

「J-WID」という検索システムで

権利者を調べることが出来るのです。


J-WID作品データベース検索サービス


「検索に進む」をクリックして・・・



曲名などを入力して

検索結果から「詳細」をクリック。



この場合

③にある

「オールスタッフ/出版社」が権利者となりますので

HP等を検索して

直接メールや

各HPのお問い合わせフォームなどから

コンタクトを取ります。

文面の雛形は

ちょーどええのんを見つけたので

利用させてもろてます。



ヤマハエレクトーンフェスティバルで必要となる楽曲の著作権手続きについて



ここからの対応は

えっちゃんの経験上

会社によって様々です。

HP上で既に

「エレクトーン編曲はこちらへ」と

誘導される所もありました

(問い合わせ多いんやろうなぁ)

その後のやり取りも

(編曲内容にもよりますが)

メール1往復で終わる時もあれば

厳密な申請書が必要だったり

しっかりと取り決めを守らないといけない所も

(YouTubeにUPの際の再度連絡、

著作権者や©️のクレジット表記など)

とは言え

「許可が取れなかった」というケースは

今まで一度もありませんでしたし

「編曲許諾」だけで料金を請求される事も

ありませんでした。

ココは臆することなく

しっかりと許諾を取りましょう。

スッキリしますー!!

\(^o^)/



ちなみに

「市販の楽譜・レジストを

発表会で弾く時やYouTubeにUPする際は?」

出版元であるヤマハさんが

既に編曲許諾を得て発売しているので

OKです!

(YouTubeはJASRAC・NexToneの管理楽曲に限りますが、市販譜が出ている時点で管理がしっかりしている楽曲の可能性が高いです)



③ほんなら
えっちゃんはJASRACから
何の請求書が来たんな?
( ゚д゚)



しかも二通も来とるやん?

編曲許諾はJASRAC管理じゃないのに?

コレは実は

「録音」と「出版」に係る

著作物使用料の支払いなのです!

えっちゃん、実は

とある講師向けのコンペの為

「演奏」データと

「楽譜」を

第三者(ヤマハ)に提出する事に。

こうなると

私的利用とは言い難くなりますので

楽曲の著作権を管理する

JASRACに料金を支払う必要が出てきます。

コレ

昔は手書きで郵送、

数ヵ月後に請求書が来る感じで

結構大変だったんですが

近年はオンラインで完結出来るようになり

大変便利になりました・・・

( ;∀;)


J-RAPP(出版物、録音物、映像ソフト、ゲームソフトで音楽作品をご利用になる方のオンラインライセンス窓口)



言うなとは言われてないので

晒しちゃいますが(笑)

録音(と言っても売るワケではない音源化)

出版(と言っても売るワケではない譜面化)

商用利用で無い場合は

そんなに高くない使用料です。

音源化だけで200円(税抜)です(笑)。

えっちゃんは

やった事はないんですが

例えば楽譜とデータを

専門サイト等で販売する場合の使用料は

もう少し高額かも知れません。



もしかしたら

えっちゃんのケースも法的には

編曲許諾が取れていれば

ここまで厳密にJASRAC申請しなくても

良いのかも知れませんが・・・。

なんせヤマハ様に提出するモノなので

念には念を、というのもありますし

さらには



塵も積もれば山となる。

誰かの手で創られた「音楽」に

敬意を示すべく

権利を軽視することなく

創作者の利益になるように

申告すべきは申告する、

コレ大事です!

コンクールなどで

アレンジをする若い方も

先生に任せるだけでなく

御自身で許諾申請の手間を掛ける事で

演奏への意識も

変化するかも知れません。



やってみたら

難しくないよ!

エレクトーンでも

意識してみましょー!

「著作権」!

\(^o^)/




今回のおさらい


ちなみに

JASRACに支払う著作権料、

なんとPayPayで

完結出来ちゃって

ビビりました

( ゚д゚)



いやあ全く

便利な世の中になったもんだ・・・

ありがてぇ

( ;∀;)




では
またのちほど💗



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